温度の変化に応じて金属の電気抵抗値が一定の割合で変化する原理を利用した、高精度な温度センサーです。特に中低温域(-196℃〜600℃)において、熱電対を上回る極めて精密な測定を得意とします。その安定性と再現性の高さから、半導体製造装置や医薬品・食品の品質管理、各種研究開発など、わずかな温度の誤差も許されない現場で不可欠な存在です。 ニッソクセンサーは、標準的な白金(Pt)測温抵抗体から、お客様の厳しい要求仕様に応える完全オーダーメイドの一本まで、60年の経験と技術力で最適なソリューションを提供します。

特徴

測温抵抗体は、その高精度な測定能力を最大限に発揮するため、機械的な衝撃や振動、腐食性ガスなどから素子を保護する「保護管」に納めて使用するのが一般的です。 この保護管の材質や形状、内部構造をいかに最適化するかが、長期にわたる安定した精密測定を実現するための重要な技術的ポイントとなります。ニッソクセンサーは、お客様の使用条件を丁寧にヒアリングし、豊富な知見から最適な保護管の仕様をご提案します。

主な利点

高精度

熱電対と比較し、特に0℃付近では約1/10の許容差という高い精度を誇ります。

安定性

経年変化が少なく、長期間にわたり安定した測定が可能です。

リニアリティ

温度と抵抗値の関係がほぼ直線的で、扱いやすい特性を持っています。

基準接点不要

熱電対と異なり、基準接点や補償導線を必要としません。

主な用途

半導体・電子部品

半導体製造のフォトリソグラフィ工程や成膜装置、電子部品の品質試験など、精密な温度管理が求められる工程

食品・薬品製造

食品の冷凍・冷蔵管理、医薬品の製造・保管プロセスにおける厳格な温度監視

自動車・航空宇宙

製品開発における性能評価試験、環境試験室、エンジンベンチテスト

試験研究・開発

大学や研究機関での実験、高精度なデータ収集が求められる各種測定

エネルギー・化学プラント

中低温域の配管やタンク、空調設備などの温度監視・制御

仕様

測温抵抗体の仕様は、お客様の用途に合わせて多岐にわたります。代表的な仕様項目についてご紹介します。

エレメントの種類

一般的に白金(Pt100、JPt100)が用いられます。測定温度や必要な精度に応じて最適な素子を選定します。

導線方式

2導線式、3導線式、4導線式に対応可能です。ニッソクセンサーでは、特にご指定がない限り、精度とコストのバランスに優れた3導線式を標準としています。

精度

JIS C 1604 に準拠したクラスA、クラスBに対応。ご要望に応じて、さらに高精度な仕様での製作も可能です。